仕事を辞めてみて思うこと②
ひとつ前の記事の続きです。
akirasakurazawa.hatenablog.com
仕事を辞めてみて思うこと(仕事していない時編)
1日中仕事の事ばかり考える
仕事を辞める前からそうなんですが、辞めたあと次の仕事どうしようと考えていた時、驚くほど1日中仕事の事ばかり考えていました。
帰宅して仕事探しして仕事探しして自分の状況考えて良さそうな所見つけて応募して寝て起きて出勤して通勤時間中ずっと次の仕事どうしようと考えて仕事して帰宅の電車では今日の仕事の事と次の仕事の事考えて帰宅して…の繰り返しでした。
辞めようと思う前までは、仕事は仕事、終わったら気持ち切り替える!(でないとメンタルやられる)というスタンスでした。
だから自宅で仕事するような事はしないし、仕事について考えてしまう事もなるべくしないようにしていました、意識的に。
それが仕事辞める段になった途端、仕事仕事仕事しか考えられなくなった。
恐らく、仕事するのが当たり前であって、仕事してない=生きられないだからなのかなと(ぼんやり)
そして段々、「そもそも仕事って何だ?」という、ひとりで向き合うにとドツボに嵌りそうな思考に至るようになっていきました(ちょっと危険)
「仕事=金」と考えなくなった
正直、仕事をしている時は、「給料が高くて楽で社会貢献度が高い仕事が良いよな結局」とか「本当にやりたい事で食べていける人って良いよな」という考えが頭にありました。
つまり、どちらも「仕事=金」という考え方。
いや、今でも実際復職するのであれば給料高くて楽でしかもやりがいがあってその上プライベート充実しててみんなに感謝される仕事がいいに決まってます。しかもやってて楽しい奴。
ただ、なんというか、これはまだ漠然としているのですが、そういうのは別に「金を稼ぐ手段」でなくてもいいのではないかという感覚になって来たのです。
私は投資で当面の生活資金を作りました。勿論元手は仕事で得た給料から出ていますが、しばらくは手元の資金で運用していくとなると私が資産を増やす方法は投資という事になり、投資で稼ぐという事は私の今の職業は投資家なのか?と考えると何か違う…。
仕事って何なんだろうなぁ…(遠い目)
自分自身を気遣うようになった
仕事をしている時、Todoリストには細かい事が沢山書いてあった。
廃棄物を処理すべき、誰々に連絡を取るべし、〇〇を買い足す、部屋を片付ける、本を読む…。
しかもそれは「~べき」「~ねばならない」必要最低限の項目ばかりで、例えばプレゼントを買うというTodoだとしたら、Amazonで探してAmazonで買うとかいう最短でできる方法でやっていたし、本を読むという項目だって、殆どがビジネス書か自己啓発書で、料理の本や大好きだった建築関係の本は一切入っていなかった。
やりたい事はどんどん削られていった。
仕事に疲れて休日だらだらしてばかりだったが、疲れた身体を引きずってまでやりたい事なんてなかった。(と思いこんでしまうほど疲れていたのだ実際は)
笑う事は無くなり、元来のネガティブに拍車がかかった。
『もともと自分はこういう性格だった。ズボラでやる気がなくて何事にも冷めていて卑屈で退屈で話題を持たず頭の回転が悪くて気の利いた一言も言えない。何を食べても同じ感じで全くの味音痴。ストレスを感じているから無言なのではなく、もともとが根暗だからだ。』と自分のダメな所すべてが顕在化しても尚、直す事も否定する事もできずにただ諦めて自己否定するしかなかった。
別に大きく間違ってはいないんだけど(笑)
それでも、仕事を辞めると決めた後から今まで、まるで自殺させたいのかと思うくらいに自分を責め続けていた気持ちは驚くほど和らぎ、とても冷静に中立的な(?)立場でこれからどうすべきか、今の現状はどうなっているのかを確認する事が出来た。
あと、笑う事が増えた。これは実際に本当に驚きだった。自分の事ガチで笑いたい事なんてない根暗だと思ってたから。
やるべきことと別にやらなくても良い事が見えてきた。
今までは何もかもがパーフェクトでなければ許さなかったのに。とても不思議だった。
恐らく、会社にいる以上、成果を出さなければならないと思っていたからだと思う。
今でもそれはそう思っている。そう、仕事であるならという事。
仕事をするのなら、仕事は完璧にこなさなければならない。
もともとデキるタイプの人なら少し手加減してやった方が良い場合もある。
けれども私のようなグズは自分で思う『完璧』でやっと他人から見て『普通』になるのだから絶対に手を抜いてはならない。
それが仕事。
仕事を辞めてみて思ったこと
今までよく仕事して来れたよなぁ自分…_(:3」∠)_