仕事に縛られずに生きてみるブログ

会社員生活から離れて感じる事を書いていきます

辛くないのなら仕事は辞めない方が良い

生活できるだけの金が貯まったら仕事なんて辞める!!

という気持ちもわからなくもないですが、資産に余裕が出た時こそ、やりたかった仕事にのめり込むチャンスかもしれないのです。

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働き続けることのメリット

仕事は半ば強制的に社会性を生み出す

これは特に務めている時期に「仕事関係以外の人間関係」が希薄な人には重要な項目となる。その状態で仕事を辞めてしまうと一気に社会とのつながりが絶たれてしまうからだ。

 

その点仕事は良い。

何も考えずとも働いているだけで社会とのつながりが持てる。望むと望まぬとに関わらず。

 

外とのつながりというのは本来とても大切で、慎重に育んで行かなければならない繊細なものなのだが、利害が一致する者同士は仕事さえちゃんとしていれば細かい事抜きにしても付き合って行ける楽さがある。

 

若さを保つ

ストレスなく働き続けている人は歳を重ねても若々しくしかも元気に輝いている人が多い気がする。それは何も会社勤めに限らず、定年後からお稽古ごとの講師を始めたとかでもいいと思う。70代以降の講師の方々にお目にかかる事が多い時期があったが、皆姿勢よく明朗快活な方ばかりだった。そして何より楽しそうに仕事をされていた。

 

仕事とは命を生きるということ

若さと似たような感じになるのだが、仕事をするということは自分の命をきちんと生きているという事だと思う。仕事をしている間は自分が何を為すべきなのか目標が明確になっているから。

 

あと逆に、病などの身体的な理由によって植物状態になっている様な人で、一般的に言われている様な仕事(所謂労働)が出来ない人であっても、そういう人たちに適った仕事も存在する。

 

そういう人たちにとっての仕事とは、生きる事そのものである。

ただ生きるだけで周囲に勇気を与える力を持つ人は、それだけで仕事になるのである。

 

仕事辞めたいと思っている人へ

金だけの為に無理に働く必要はないと思う。

けれども自分自身の命の為には仕事をしていた方がいいと思うのです。

その方がずっと人生楽しくいつまでも若くいられるから。

 

どうしても辞めたいと思ったら辞めてもいいと思うけど、辞める前に考えて答えを出しておいた方が良い事があります。

 

『辞めた後どうするの?』

 

ノープランの人はちょっと辞めるの待った方がいいかもしれません。

仕事をするのは『当たり前』であるということ

生きている限り仕事はし続けるものだという考え。

確かに言葉としては正しい部分もあるとは思うのですが…

 

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仕事しないなんて『おかしい』って、本当に?

仕事を辞めてから少しして、少し話す機会のあった両親に仕事を辞めた事を伝えました。両親共にとても驚いていて、事あるごとに

「次の仕事は?」

「新しい仕事見つかったの?」

と聞いてきます。

 

今までと変わらない生活が出来ていると伝えても

「だってこれから先どうするの」

と一向に心配が収まらない様子。まぁ気持ちはわかります。

 

でも何て言うか、このまま投資で生活が出来る様になっても両親は納得しない気がするんですよね。別にいいけど。

 

仕事をするのが『当たり前』という時代

両親は積極的に資産運用をしていなかったので、収入は全て給料つまり労働の対価でした。ですので、生きて行くのに必要なお金を手に入れるには仕事をしなければならなかったのです。

 

だから自分の子供が仕事しないというのは、イコール死んでしまうのではないかという不安でもあるんじゃないかなと。

 

あと世間体

これめっちゃ気にする人たちなので、所謂自分たちのルールの中での当たり前である仕事をしないというのは世間に顔向けできないと思っている節があります。

当人からしたら過労自殺しなかっただけマシだと思っているのですがどっちかっていうと過労死した方が世間体は良かったと思われているのかもしれません…。

 

金を稼ぐのが『仕事』だという考え

それから仕事の定義なのですが、自分も仕事を辞めるまでは

「給料が発生してこそ仕事」

だと思っていたので体調不良で仕事休んで読書している時の罪悪感や虚脱感は半端なかったです。

 

でも仕事を辞めてからは知識をつけるための勉強や交流はこの先生きる為に必要不可欠だと感じていて、

「生きる為に必要不可欠=仕事」

で良くない?と思うようになってきました。

なので直接給料が発生しない勉強や運動などにも前向きに取り組めるようになりました。

 

『金があっても労働しないといけない』という思いこみ

現状私の収入源は投資の運用益だけなのですが、切り詰めに切り詰めれば生きていけるだけの利益ではあるのである意味金の為に働く必要はないのですが、やはり両親からすると

「働いていない=人間のクズ、落伍者、ダメ人間」

という印象が強いらしいのでとりあえず連絡が来るたびに仕事は今探してるから~とだけ伝えてあります。

 

実際自分もそう感じてしまうところはありますし、仕事してた方が社会的にもいいよなとは思っています。ですので体調が戻ってきたら無理のない程度に働こうとは思っていますが、今までの様に身体を壊してまで必死になって働く事はしなくてもいいのかな・・・とぼんやり考えています。

 

ちなみに私の中での「働く必要がないレベル」というのは

[運用益]-[年間総支出]=が1万円でもプラスになるならOKかな!という感じです。

元本は死守しておきたい小心者なので…。

 

『仕事=会社員』という決めつけ

両親(特に父親)からは「早く『次の会社』を」とせっつかれました。

父にとって仕事とは会社員一択であり、会社勤めが『当然』なようです。

でも父も定年より7年早くリタイアしてるんだからそれと同じだと思ってくれてもいいもんなんですがどうなんでしょう…_(:3」∠)_

(どうやら思い出補正がかかってるようで、自身は65歳定年まで勤めあげた事になっている様です…)

 

『自分の習慣=当たり前』という思いこみ

両親だけでなく、自分も働いている時は両親と近い考え方があったように感じます。

決められたルールに則って決められた日まで文句を言わず働き続けなければならない。

 

それが当たり前、至極当然、普通、一般。

だから自分もそれをやらなければならない。当たり前だから。

 

そして、当たり前が出来ていない人間はクズだという考えもあった気がします。

強迫観念に駆られて仕事してたんだなって、今になって思います。

 

ルールに則って動いている時は考えなくていいから楽ではあります。

でも他の道もある事に気づけない程追い詰められてしまう前に、もっと周囲を見渡してみてもいいのかなと思いました。自分はかろうじてそれが出来て良かったとも思います。出来れば体調崩す前に気づきたかったけど、体調崩さなければルールから外れる必要もなかったので、この流れもまた必要だったのかなとも思いました。

 

仕事を辞めても変わらなかったこと

変わったことがあれば、

変わらなかったこともある。

akirasakurazawa.hatenablog.com

仕事を辞めても変わらなかったこと

出不精

仕事を辞めて体力が回復して時間が出来たらあちこち出かけられるかなと思っていたのですがどっこい。

思ったほど無尽蔵に遊び歩いたりはしてないです。

いきなりヒッチハイクの旅に出かけた知人を見て、ここら辺は性格かなと納得することにしました。無理はしない。

 

 不眠

かなり幼少の頃(2歳になる前)から不眠に悩んできた経緯から、そもそも生まれてからまともに眠れたことがないので睡眠とはそういうものだとしか思えなかったのだが、近年のストレスにより心療内科を受診した際にリズム障害である事が判明。

 

なのでこれはどんなに規則正しい生活をしても会社のストレスから完全に解放されても全く治りませんでした。

先生「もともと眠るための物質(セロトニン?)が出づらい人っているので…」

出せよ自分!!アドレナリンでもセロトニンでもメラトニンでもいいから出しちゃいな(*σ´Д)σYO!!

 

寧ろ仕事で疲労困憊だった時の方が多少眠れてたかもしれない。多少だけど。

 

生活のリズム

若い頃徹夜とか平気でやってた夜型人間だったし朝起きるのがとにかく苦手なのでこれは絶対に崩れるだろうと思ってたのに案外崩れなかったので不思議です。

さすがに5時半に起きる事はないですが、今のところ働いていた時の休日と同じような感じで生活できています。

 

歳のせいが大きいと思いますが_(:3」∠)_

仕事を辞めて変わったこと

当たり前だと思っていた日常が変化したり

変わるだろうと思っていたものが変わらなかったりする。

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仕事を辞めて変わった事

誘いに乗るようになった

とにかく毎日体調も悪く疲労困憊で余裕がなく、一刻も早く寝たいというのが正直なところだったので特別な場合を除いて仕事終わりの飲み会の誘いは断る事が多かった。

 

断り続けているうちに段々「自分はもともと酒の席もどんちゃん騒ぎも好きじゃないし」と思うようになっていた。思い込みではなく実際にそういう性格だと思いこんでいたが結局のところ思い込みだった。退職後4回誘われてその全てに出かけたがとても楽しかった。

 

酒の席が苦手とか人と話すのが苦手とかいう自分自身の事でさえ思いこみで歪んでしまう事ってあるんだなと再認識した。

 

部屋の汚さを意識するようになった

働いていた時、きちんとした掃除は休日にしかしなかった。

整理しないとなとは思っていたが、生活できないレベルではないし元気のある時にやろうやろうと思っていて結局やらずじまいで終わった。

仕事を辞めて部屋にいる事が多くなってきてからは自然と整頓するようになった。

今では片づけるのが当然の状態になって来た。習慣て強いんだな。

 

読書量が増えた

通勤が片道1時間の電車通勤だったので読書時間が全くなかったわけではない。

けれども超満員の通勤ラッシュの中で本を広げようと思うほど読みたい本もなく(言い訳)結局通勤ではほとんど本は読まなかった。

 

今は図書館で十分すぎる程の読書時間が確保出来てこれは本当に嬉しい限り。

書店に寄って新作をチェックするのも楽しい時間となっています。

そういえばお金も買う予定もないのに本屋さんに行くの好きだったなぁと学生の頃を思い出したり、手に取る本全てが知的好奇心を刺激してきてとてもわくわくしたりしています。

 

運動

休日に運動するなんて考えられないくらい疲労困憊して、運動しないから体力が落ちて更に疲れやすい体質に…という悪循環でした。

運動不足が直接の原因ではないにしろ、最終的には退職前1か月で心電図を3回、レントゲンを2回、緊急外来受診など、結構面倒な事にまでなりました。

 

辞めてからは定期的にジョギング(とても近距離)と無酸素運動を気が向いた時にやっていますがリフレッシュ出来て良いですね!

本来ならストレスの多い時ほど運動や気分転換は大切だったのかもしれないと今になって思いました。

ちなみに無酸素運動はアブローラーとプランクをやっているんですがまだ2分も続きません…_(:3」∠)_